これが発売された当初は、乙女ゲーにも和風伝奇ブームがきてたんですかね。
このあと「転生八犬士封魔録」「緋色の欠片」「転生學園幻蒼録」(乙女ゲーではありません)「悠久ノ桜」(これは伝奇というか和風ゲーム?)っていうタイトルが発売されてます。
乙女ゲームとしては、この水の旋律が最初の和風伝奇ものだったんじゃないでしょうか。
「ノベルタイプのアドベンチャー」とamazonの紹介文に書いてありましたが、「緋色の欠片」を彷彿とさせるのでやめていただきたい(笑)
大半はキャラとの会話で進んでいくので、あそこまで字を読むのが疲れることはまずない。
全体の印象は、シリアスで切な系、葛藤系の恋愛ですね。
グラフィックに関しては、淡い色合いの絵で私好みです。キャラグラはちょっとクセあります。
厳しいな…と感じたのはスチル。デッサン崩れ過ぎで残念な絵がいくつもあり、萎えるかもしれません。
キャラクターは全員攻略できました。
キャラによって物語を見る視点が変わり、攻略していくごとに新たなストーリーであったり真実を知ることができる、そういうタイプのものです。
全員攻略しないにしても、九艘、一謡、大学生、ハンター、この4パターンを見られたら十分じゃないかな。(幼馴染ごめん…)
ハンターの片瀬ルートは特殊なので攻略情報がいるかもしれません。
幸いなことに、といいますか、システム周りが異常なくらいに気配りされていて、リロードしてやり直す作業も楽なのですよ。
通常のセーブ数もそんなにいらんやろ、っていう64個も用意されてるんだけど、それに加えクイックセーブも64箇所。
このクイックセーブ、今では珍しくもない機能ですが、このゲームでは選択肢が出たところや場面のタイトルが変わったところで、自動でクイックセーブしてくれるのです。すごく便利ですよこれ。
うっかりセーブし忘れてても、これで大丈夫。ただし64個を越えると古い順から更新されていくので注意。
それと驚きのオプション画面。(実はこれが一番言いたかった)
リング状にコマンドが表示され、細かくいろんな設定ができるようになっています。
「音声と文章の同期」の有無とか、私そんな設定はじめて見たよ…!
それから用語的にはダッキングと言うんですが、キャラの声が出たときにBGMの音量を下げる、下げ幅が設定できたり。マニアックすぎるわ!
それ以外にもウィンドウの透明度、フォント、スッキプ時のキャラクター(スキップ時の表示スピードに関係する)…等々。
どういうところをこだわってんだよこのゲームは…。
乙女ゲームとしてはべつに必要のないこだわりだと思いましたが、私個人としては感動しました。
KIDの製品って、大体がこういう親切設計らしいですね。
「水の旋律…ああ〜、やらたオプション設定が凝ってたあのゲームね」
と思い出すことでしょう。
音楽と効果音も、この世界にとても合っていて透明感のある良質サウンドでしたよ。
++好きなキャラ++
桐原貴人、片瀬哲生
公式サイト(PS2)
公式サイト(PSP)